ウェブライダー式SEOは、SEOの領域を超え、マーケティング思考に必要なさまざまなスキルも鍛えられる。
だからこそ、かけ算式に成果を期待できる。
良質なソリューションを提供するための具体的な方法は本動画の中で解説していますが、ひとつ言えるのは、良質なソリューションは細やかなサービス精神から生まれるということです。
先ほど、ウェブライダー式SEOとは、「上位表示のための評価につながりそうなあらゆる要素を、かけ算式に意識するノウハウ」とお伝えしましたが、ソリューションの提供においても「利便性が高まりそうなあらゆる要素を意識する」ことが大切です。
それらの思考はロジカルシンキングやラテラルシンキング、クリティカルシンキングを駆使して紡ぎだされたものですが、それらの思考はSEOの領域を越えており、コミュニケーションにおけるホスピタリティ向上や、さまざまなマーケティングにおける施策のアイデアにもつながります。
そもそも、SEOとはユーザーのニーズに深く向き合うアクションですから、SEOに本気で取り組み続けると、マーケットイン的な発想が大幅に強化されます。
本動画を見終えれば、ロジカルシンキングやラテラルシンキング、さらにはクリティカルシンキングのスキルが身につくでしょう。
広告運用に応用できる思考やアクションプランも得られますし、ランディングページ作成に応用できる思考やアクションプランも得られます。
さらには営業活動に応用できる思考やアクションプランも得られます。
そして何より、ビジネスと誠実に向き合う姿勢が培われます。(もちろん、私たち自身も日々の精進が必要です)
つまり、ウェブライダー式SEOを学んでいただくことで、SEOのみならず、あらゆるマーケティング施策の品質を向上するための思考が得られます。
本動画はそこまでコミットします。
SEOというテーマをもとに縦横無尽に繰り広げられる思考が、あなたのマーケティング感性を大きく刺激します。
たとえば、以下は今回の動画に登場する1300枚以上あるスライドの一部です。
ウェブライダー式SEOで習得できるスキルが、マーケティング領域においても実践的であることを知っていただけると思います。

















「KOSライティング」「PISUCAモデル」「コアトラスト」「体験力」「サマライズコンテンツ」など、すぐに実践したくなる独自ノウハウの数々。
本動画では、検索ユーザーの体験(サーチエクスペリエンス)の品質を高めるためのノウハウが多数提示されます。
それらのノウハウの中でもとくに注目していただきたいのが、「KOSライティング」「PISUCAモデル」「コアトラスト」「体験力」「サマライズコンテンツ」といった、私たちウェブライダーが練り上げた独自のノウハウ。
「KOSライティング」は、SEOに強い記事をつくる上で欠かせない、記事の骨子を高速で組み立てるためのフレームワークです。
また、「PISUCAモデル」は、回遊率の高いサイトをプランニングする際に必須となる思考モデルです。

ここからは、「コアトラスト」「体験力」「サマライズコンテンツ」について、より詳しく掘り下げていきます。
1. 「コアトラスト」は、信頼性の高さを表す独自概念
先ほどから何度か登場している「コアトラスト」という言葉。
この言葉は、私たちウェブライダーの造語で、Googleが提唱しているわけではありませんし、学術用語でもありません。
私たちがあえて言葉をつくっているのは、意味が凝縮されたひとつの言葉を覚えておけば、その言葉を起点にさまざまなアクションを分解しやすくなるからです。
「コアトラスト」は、ノウハウというより、どちらかというと概念です。
私たちはこの「コアトラスト」こそが、今後のSEOにおいて意識し続けなければならない概念だと捉えています。
「コアトラスト」とは、サイトやコンテンツの信頼性の軸となる、いわゆる「信頼性の中核(コア)」のこと。
この「コアトラスト」は以下の4つの信頼性要素によって構成されます。
■「コアトラスト」を構成する4つの信頼性要素
- 絶対信頼性
誰がどう判断しても、絶対的に信頼できると感じる要素
- 相対信頼性
他と比べた際、相対的に見て信頼できると感じる要素
- 直観的信頼性
自身の過去の経験や知見から、信頼に値すると直観的に感じる要素
- 論理的信頼性
論理的かつ冷静に考えた結果、矛盾や論理飛躍がなく、信頼に値すると感じる要素
以下の図を見てください。
この図のように、4つの信頼性要素が重なり合う場所、それが「コアトラスト」です。
このコアが大きければ大きいほど、そのサイトやコンテンツ、さらにはブランドの信頼性が高くなる、それが私たちの主張です。

これまで私たちウェブライダーは、信頼性を構成する要素として「正確性」「実在性」「透明性」といった言葉を用いてきました。
しかし、それらの言葉は抽象度が高く、より具体的な因子に分解する必要があると考えていました。
その過程で生まれたのが「コアトラスト」という独自概念です。
コアトラストを構成する4つの信頼性要素は、以下のように、さらに細かな因子によってつくられます。
■絶対信頼性
- 正確な情報を扱っている
- 最新の情報を扱っている
- 所属、立場などの身元を明らかにしている
- 信頼を担保するために必要な資格をもっている
- 信頼を担保するための組織団体に所属している
- 信頼に値する人物から推薦を受けている
- 信頼に値する組織団体から推薦を受けている
- 信頼できる第三者によって、発信する情報が精査されている
- エビデンスや一次情報に当たっている
- 主張の理由や根拠を明らかにしている
- プロセスを開示している
- 実体験に基づく情報を発信している
- 定期的に情報をアップデートしている
- 倫理的もしくは道徳的な行動をとっている
■相対信頼性
- 他者と比べて、情報の発信量が多い
- 他者と比べて、活動の期間が長い
- 他者と比べて、より新しい情報を扱っている
- 他者と比べて、所属、立場などの身元を明らかにしている
- 他者と比べて、研究や分析のために費やした時間が長い
- 他者と比べて、推薦者の人数が多い
- 他者と比べて、推薦者の顔ぶれが信頼できる
- 他者と比べて、多くの人に行動や発言を見られている
- 他者と比べて、行動を細かく評価されている
- 他者と比べて、トラブル時の対応が丁寧
- 他者と比べて、評価に値する実績が多い
- 他者と比べて、クチコミサイトの評価が高い
- 他者と比べて、発信する情報が精査されている
- 他者と比べて、エビデンスや一次情報に当たっている
- 他者と比べて、論理的思考が深い
- 他者と比べて、思考の解像度が高い
- 他者と比べて、視野が広い
- 他者と比べて、視点が多い
- 他者と比べて、視座が高く、鳥の目・虫の目・魚の目をもっている
- 他者と比べて、よりわかりやすく情報を発信している
- 他者と比べて、コンテンツを引用される機会が多い
- 他者と比べて、執筆した著書や論文が多い
- 他者と比べて、プロセスをさらに開示している
- 他者と比べて、実体験に基づく情報を発信している
- 他者と比べて、より頻繁に情報をアップデートしている
- 他者と比べて、コミュニケーションを丁寧にとっている
- 他者と比べて、多様な人とコミュニケーションをとっている
- 他者と比べて、多様な有識者とコミュニケーションをとっている
- 他者と比べて、多くの特定分野の有識者とコミュニケーションをとっている
- 他者と比べて、誠実な姿勢で行動している
- 他者と比べて、中立的な視点をもっている
- 他者と比べて、身なりや言葉づかいが洗練されている
- 他者と比べて、他人への気遣いができる
- 他者と比べて、本音を発信している
■直観的信頼性
- 所属、立場などの身元を明らかにしている
- 顔が見える
- 身なりが洗練されている
- 言葉づかいが洗練されている
- 教養がある
- 言葉づかいや所作に品があり、嫌みがない
- 仕事道具を丁寧に扱っている
- 不必要に難解な言葉を用いず、平易な言葉を用いてわかりやすく説明できる
- つくったコンテンツを引用される機会が多い
- 執筆した著書や論文が多い
- 何かの情報を伝える際、プロセスをできるだけ開示している
- 実体験に基づく情報を発信している
- 世の中もしくは特定のコミュニティの中で人気がある
- 悪いクチコミが少ない
- 人を不必要に不安にさせたり、危機感を煽ったりしていない
- トレンドをしっかり押さえている
- 常に努力している様子が伝わってくる
- 器が大きく、多様な価値観を受け入れられる
- 他者を貶めるような発言や情報の発信をおこなっていない
- 発信内容が、特定の政治や宗教などの思想に偏っていない
- 話の中で用いる主語の対象が、不必要に大きくない
- 定期的に情報を発信している
- 有益な情報を発信し続けている
- 利他の心を大切にし、自身にとって不利益となる情報も、相手のために開示している
- 誇大表現を用いない
- 主張に一貫性がある
- 共感できるエピソードをもっている
- 一方的に説明するのではなく、相手が納得できるよう、相手のペースに合わせて説明をする
- 笑顔のとき、目がきちんと笑っている
■論理的信頼性
- 主張に論理の破綻や矛盾がない
- 主張に論理の飛躍がない
- 結論を最初に伝えている
- 感情優位ではなく、事実ベースを重視して情報発信をおこなっている
冒頭でお伝えしましたが、私たちウェブライダーが手がけるすべてのコンテンツは、この「コアトラスト」を意識してつくられています。
「映画おすすめ」という検索ワードで上位表示された記事の冒頭で、話者や監修者に関してしっかり紹介している演出も、「コアトラスト」を意識したものです。
この「コアトラスト」の概念については、本動画の「Section1:2021年度からのSEOで意識すべきコアトラストと体験力」にて詳しく解説しています。

2.「体験力」とは、その商品やサービスの疑似体験につながる要素
続いてご紹介する「体験力」という言葉は、その商品やサービスの価値をどれだけ疑似体験してもらえるか?というポテンシャルを表す言葉です。
ソリューションの価値を伝えるために意識すべき要素でもあり、この言葉も私たちウェブライダーの造語です。
どんな商品やサービスも、その価値を十分に知ってもらうには、実際に体験してもらうことが近道。
たとえば、お米を美味しく炊ける炊飯器があったとします。
その炊飯器のメーカーは、炊飯器の素晴らしさを知ってもらおうと、Webページの内容を作り込み公開しました。
しかし、そのWebページからは炊飯器がなかなか売れませんでした。
困ったメーカーは、なんとかその炊飯器の価値を伝えようと、その炊飯器で炊いたお米を食べてもらえる「体験会」をオフラインで開催することにしました。
すると、その体験会では炊飯器が飛ぶように売れたのです。
なぜ炊飯器が売れたのか?
その理由はいたってシンプルでした。
そのメーカーのWebページからは、その炊飯器で炊いたお米の美味しさが伝わらなかったのです。
Webページで伝えられるのは視覚や聴覚といった情報だけ。
味覚や嗅覚などの情報は、実際に体験してもらわなければうまく伝わらなかったのです。
しかし、味覚や嗅覚といった情報は、Webページ上で本当に伝えられないのでしょうか?
たしかに常識的に考えれば、Webページで伝えられるのは視覚や聴覚といった情報だけです。
しかし、どんな情報も「疑似体験」してもらうことはできるはずです。
そこで意識したいのが「体験力」の高いコンテンツ演出です。

「体験力」とは、その商品やサービスの価値をどれだけ疑似体験してもらえるかというポテンシャルのこと。
実は以下の18の要素を意識してコンテンツをつくれば、味覚や嗅覚への訴求が必要な情報であっても、十二分にその情報を「疑似体験」してもらえるのです。
■体験力を構成する要素
類似性、共感性、没入性、具体性、プロセスの開示、コアトラスト、体感性、リアル感、臨場感、文脈性、ストーリー性、演劇性、問い、緊張感、要約性、想起性、快適なUI
たとえば、ウェブライダーでは最近、自社のコーポレートサイトのリニューアルの過程をストーリー形式にした「大改善!劇的Webリニューアル」というコンテンツを制作しました。
このコンテンツは、読み進めることで、まるでウェブライダーの一員になって一緒にWebサイトをリニューアルするような疑似体験ができるコンテンツです。
その疑似体験の濃度が高まれば高まるほど、その疑似体験で伝えたかった「価値」がより深く伝わります。
その結果、コンテンツを通して届けたい情報が相手により届き、情報と検索ニーズが合致したときに、検索結果でも上位表示するのです。
現に「大改善!劇的Webリニューアル」は、「Webリニューアル」などの検索ワードで上位表示しています。
また、中途採用サービスを展開するビズリーチさんとコラボレーションした記事では、私たちがビズリーチさんのサービスを用いて、優秀なプロジェクトマネージャーを2名採用した過程をコンテンツ化しています。
(社員数15人の会社が、たった3ヶ月で2人の優秀なプロジェクトマネージャーを採用できた話)
こちらのコンテンツも、ビズリーチさんのサービスを使ったことがない人たちにとっては、ビズリーチさんのサービスを用いた採用活動を疑似体験できる内容となっています。
たとえば、以下の動画も体験力を意識したコンテンツです。
この動画は、ウェブライダーが記事を改善する際のミーティング風景を1時間10分、ノンストップで収録したもの。
これを見れば、ウェブライダーの記事の改善プロセスを疑似体験していただけます。

この「体験力」のノウハウは、私たちウェブライダーが展開している文章作成アドバイスツール「文賢」の売上を1年間で約2倍にまで成長させてくれました。
体験力を意識した施策については、本動画の「Section7:ソリューションの具体的なプランニング」をご視聴ください。
3.読み手の理解スピードを早める「サマライズコンテンツ」
「サマライズコンテンツ」とは、直訳すると「要約されたコンテンツ」を指します。
具体的にはPowerPointやKeynoteを用いてプレゼンテーション風のスライド画像をつくり、それを記事内に設置します。
ソリューションとしてのコンテンツの利便性を飛躍的に高めるアプローチです。
この「サマライズコンテンツ」は、コンテンツの流し読みを可能にし、読み手の時間的コストを節約するだけでなく、読み手の「想像力」と「論理補完力」に働きかけ、かえって理解スピードが早まる効果もあります。
記事・画像・動画など、あらゆるコンテンツ演出の美味しいところをぎゅっと圧縮したようなアプローチです。
実は最近のウェブライダーではこの「サマライズコンテンツ」を積極的に活用しており、「出産祝い 男の子」で上位表示した記事や校正ツールで上位表示した記事などでも挿入しています。
一見シンプルなアプローチですが、検索ユーザーからの受けが非常に良いため、意識的に用いるようになりました。

ただし、「サマライズコンテンツ」をつくるのにはコツが要ります。
「補足」「要約」「反復」といった機能を意識しながらつくり、読み手のテンポ感を意識しながら挿入する必要があります。
そういった配慮なく挿入されたサマライズコンテンツは、かえって読み手の邪魔となり、ユーザー行動を悪化させる原因となるため、くれぐれも注意してください。
サマライズコンテンツをつくるコツについては、本動画の「Section9.9:サマライズコンテンツのつくりかた(Section9の補足版)」にて解説しています。