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こんにちは、ウェブライダーの麗しきディレクター 伊藤ユキエと申します。
自分で麗しいと書いてしまったところ、素顔を見せづらくなってしまったので、イラストにて失礼いたします。
あなたの中に眠るすべての想像力をもってお読みください。
さて、私が所属しているウェブライダーという会社は、京都に本社があり、Webマーケティングに関するコンサルティングを主な業務としています。
近頃、京都のお店は海外からの観光客が増えており、その観光客の多くがクレジットカードを使うため、クレジットカード決済を導入しないと商売に支障が出るというケースをよく耳にします。
その流れで、実店舗をもつお客様からは、クレジットカード決済導入に関する相談も増えてきました。
最近では、私の行きつけの居酒屋さんからも、こんな相談を受けました。
「伊藤さん、この間、法人の団体さんがうちを利用したんだけど、支払いのときにクレジットカードが使えないってことにお客さんが怒っちゃったんだよね・・・。
まあ、20人の社員の分の飲み代を現金で払うことを考えると、単純計算で10万以上の現金を持ち歩くことになるから、持ち歩く側は物騒だろうし、クレジットカード決済ができないと伝えていなかったうちに非があるのかもしれないんだけど・・・。
ただ、クレジットカード決済を導入すると、手数料とかが高いわけよ。
法人のお客さんを逃したくないし、なんかいい方法ないかな・・・」
・・・そう、クレジットカード決済って導入に費用がかかるイメージがあるんですよね。
そのため導入していないお店はたくさんあると思います。
でも、そんなお店の方々にぜひ知ってもらいたいサービスがあるんです。
それが、「スマートフォン」を使った決済サービス、通称、「スマホ決済」です。
スマホ決済とは、お店(売り手)がスマートフォンやタブレットを使って、クレジットカード決済を受け付けることができるサービスのこと。
スマートフォンやタブレットに専用のカードリーダーを接続するだけで、クレジットカード決済を導入することができるんです。
弊社にある「楽天ペイ」の実物写真
スマホ決済サービスのメリットは、手数料がとても安い上に、導入がカンタンなこと。
たとえば、楽天ペイやCoineyの場合は、手数料が3.24%(※カードの条件によっては3.74%)で、なおかつ導入時の費用も実質0円だったりします。
導入費を0円にするためには、カードリーダーの全額キャッシュバックキャンペーンを使う必要があるんですが、そのキャンペーンを使わなくてもカードリーダー自体の金額は9,800~19,800円です。
ちなみに、国内におけるスマホ決済では、「楽天ペイ」や「Square(スクエア)」、「Coiney」、「Airペイメント」、「食べログPay」といったサービスが有名です。
おそらく、この記事をご覧の方の中には、これらのサービスについてすでに知っているという方も多いことでしょう。
ただ、スマホ決済のサービスについては知っていても、結局どれがいいの?と悩まれている方は多いかもしれません。
なぜなら、国内のスマホ決済サービスの内容は、どれも似ている!からです。
正直なところ、各サービスのサイトの情報を比較しても、違いがあまりわかりません(爆)。
・・・というわけで、今回私は、2016年8月現在、どのスマホ決済サービスがオススメなのかを調べてみました。
また、スマホ決済を導入するメリットやデメリット、そもそも、クレジットカード決済を導入するメリットって何だっけ?といったことに関しても整理してお話しします。
スマホ決済を導入しようと迷っている方の参考になれば幸いです。
それではまいります!
●目次
1.スマホ決済サービス導入のメリット
まずはあらためて、スマホ決済(スマートフォン決済)のメリットについてお教えします。
スマホ決済を導入するメリットは大きく分けて以下の2つです。
■スマホ決済サービス導入 2つのメリット
- 決済手数料が安く、導入費用も低い
- 導入までのスピードが早く、手軽に導入できる
1、決済手数料が安く、導入費用も安い
スマホ決済の強みはなんといっても、決済手数料や導入費用の安さ。
たとえば、決済手数料は平均して3.5%ほどです。
(楽天ペイやCoiney、Airペイメントの場合は、3.24%)
また、カードリーダーの導入費用も、4,980円~19,800円ほどです。
(Squareの場合は4,980円。それ以外の会社を選ぶ場合も、キャンペーンをうまく使えば、実質0円にできることも)
実はこの金額、従来までのCAT端末導入に比べると、破格の安さなのです。
なぜなら、これまでは、現在使っているレジにCAT端末(※)を追加しようとした場合、少なく見積もっても、導入費用に5~15万円はかかっていました。
しかも、決済手数料は3%後半から6%。
つまり、従来のクレジットカード決済の場合、導入には金銭的な覚悟が必要になっていたのです。
(※「Credit Authorization Terminal」という英語の略で、「信用照会端末」と呼ばれます。
「信用照会端末」とは、カードの情報に対して「信用照会」を行うセンター等に問い合わせして、問題がなければ決済処理をおこなう装置のことを指します)
CAT端末の写真
しかし、その覚悟を緩めてくれるサービスが現れました。
それが、スマホ決済。
スマホ決済であれば、従来のクレジットカード決済よりも導入費が安くつくため、「一度試してみたいな」という人にもオススメできるんです。
2、導入までのスピードが早く、手軽に導入できる
スマホ決済を導入するには、各サービス会社のサイトから審査の申込をする必要がありますが、実はたった数日で審査結果が分かります。
(早ければ1営業日!)
また、審査が通ったあとは、専用のカードリーダーを導入することになりますが、カードリーダーが届くまでを1週間としても、大体2週間以内にはスマホ決済の導入が完了するんです。
これはかなりのスピードです。
スマホ決済各社のサイトは以下のリンクからそれぞれ飛んでいただけます。
このように、メリットだらけに見えるスマホ決済。
ただ、どんなものにもメリットがあれば、デメリットもあります。
というわけで、続いては、スマホ決済をCAT端末導入と比べた際のデメリットについて取り上げてみます。
2.スマホ決済サービス導入のデメリット
スマホ決済のデメリットは次のようなものです。
■スマホ決済サービス導入 3つのデメリット
- 「リボ払い」や「分割払い」が利用できないことがある
- セキュリティ面を心配するユーザーがいるかも
- 紙でのレシート発行を希望される場合、専用プリンターが必要
1、「リボ払い」や「分割払い」が利用できないことがある
2016年7月現在、ほとんどのスマホ決済サービスでは1回払いのみとなっています。
そのため、スマホ決済で支払いをおこなってもらう際には、基本的には1回払いの商品やサービスを対象にすることになります。
(Coineyでは「2回払い」や「リボ払い」の選択が可能です。ただ、利用可能なカードのブランドが限られています)
2、セキュリティ面を心配するユーザーがいるかも?
スマホ決済サービスを使うと、各社が用意している専用のカードリーダーを使うことになるのですが、中には、とても斬新なデザインのものもあります。
たとえば、以下はSquare(スクエア)が提供しているカードリーダーで、スマートフォンやタブレットに直接つなぐタイプのものです。
Square(スクエア)のカードリーダーのデザインはとっても近未来的。
すごくカッコイイですよね。
ただ、実は、このカッコよさは要注意かもしれません。
というのも、Square(スクエア)のような斬新なデザインのカードリーダーの場合、お客様によっては「これは何なの?」と一瞬ためらわれるかもしれないからです。
実際のところ、Squareを導入したことのある知人に聞くと、お客様から「何これ?」「セキュリティは大丈夫なの?」と心配されたことがあったようです。
ただ、実際のところ、セキュリティに関しては心配する必要はありません。
なぜなら、スマホ決済サービスは、国際セキュリティ基準のPCI-DSSに準拠しているからです。
(参考:日本カード情報セキュリティ協議会「PCI DSSとは」)
とはいえ、お客様はそのような事実を知らないため、自分が目にしたことがない機械にクレジットカードが通されると、「えっ?何それ?」と抵抗を感じるのかもしれません。
ちなみに、「楽天ペイ」や「Coiney」「Airペイメント」のカードリーダーは、従来のCAT端末に近い見た目をしているため、お客様の抵抗は少なそうに思えます。
楽天のカードリーダーはこんな感じです。
まあ、とはいえ、見た目のカッコよさが必要な業態もあると思いますので、カッコよさからSquare(スクエア)を選ぶか、見た目の安心感から「楽天ペイ」や「Coiney」「Airペイメント」を選ぶかは、導入する場所やお客様の層に依存してくると思います。
3、紙でのレシート発行を希望される場合、専用プリンターが必要
スマホ決済の場合、紙でのレシート発行を希望する場合、どのスマホ決済サービスにおいても「専用のプリンター」が必要となります。
この専用のプリンターはオプションサービスとなるため、もし、導入したい場合にはプラスのコストが発生してしまいます。
【追記】
●各サービスのプリンターについて調べたところによると、2016年8月現在、楽天ペイでは、プリンターの割引キャンペーンが2,000台限定で実施されていました。
詳しくはモバイルプリンターのページをチェックしていただければと思います。
ただ、スマホ決済の場合、紙レシートの代わりに「電子レシート」をメールで送ることができます。
紙レシートに比べると、経理的にはちょっと不便かもしれませんが、デジタルデータで購入履歴が残るので、あとから見返しやすいという利点があります。
また、もし、専用プリンターを導入せず、電子レシートだけで突き進む場合には、「うちの決済は、電子レシートのみなんです。でも、電子レシートはメールなどに送れるので便利なんですよ」というふうに、電子レシートのメリットをお客様に説明しておけば、紙のレシートを発行しなくても問題ないと思います。
いかがでしたか?
スマホ決済を導入するメリットとデメリットについて理解していただけましたか?
では、ここからはいよいよ「国内のスマホ決済サービス 主要5社比較」に入っていきます。
あくまでも私の調査による比較ですが、スマホ決済の導入を検討されている方のご参考になれば幸いです。
3.国内スマホ決済サービス 主要5社の比較(メリットや注意点など)
2016年8月現在、国内には大きく5つのスマホ決済サービスがあります。
それら5つのサービスの違いを、一枚の大きな表にまとめてみました。
この表をもとに、各社サービスのメリットと注意点について紹介していきますね。
1、楽天ペイ
●メリット
- 手数料が全サービスの中で最安水準(Square以外のサービスが同等水準)
- JCBカードが使える
- 専用カードリーダーの形が、CAT端末と似ているため、ユーザーが安心する
- 暗証番号が使えるため、なりすましなどによるトラブルを防止できる
- 一回に決済できる限度額が999万9999円まで
- 楽天銀行の口座があれば、手数料無料
- 楽天銀行の場合、翌日振込
- 電話サポートが23時までと長い
●注意点
- 楽天銀行以外へ振り込み場合には、振込み手数料が210円必要
- カード情報の手入力ができない
- 現金決済・POSなどのレジ機能がない
●入金サイクル
- 楽天銀行の場合、翌日に自動振込
- 楽天銀行以外の金融機関の場合、振込申請の翌営業日
楽天ペイは、手数料の安さが魅力的なのはもちろん、ここまで何度もお伝えしたとおり、専用カードリーダーのデザインが、多くの人が見慣れている「CAT端末」に似ている、というメリットがあります。
そして、なにより、JCBカードに完全対応している唯一のサービスだという点も大きいです。
決済可能なカードが増えるだけで、売上獲得の機会損失はグッと減ります。
JCBカードを使っている方はとても多いので、シンプルに考えると、この一点だけで、楽天ペイを選ぶ理由がある、といっても過言ではないでしょう。
そんな完全無欠に見える楽天ペイにも欠点があります。
それは、現金決済やPOSシステムなどのレジ機能がないことと、楽天銀行以外の場合は振込手数料が210円かかることです。
ただ、POSシステムに関しては、iPhoneやiPadを利用した各POSレジシステムと機能連携しているため、それほど大きなデメリットではないと思います。
また、毎日お金を引き出す必要がなければ、振込手数料もそれほどデメリットではないでしょう。
2、Square(スクエア)
●メリット
- カードリーダーが安い(4,980円)
- 振込手数料が無料
- クレジットカードの手入力が可能
- 機能が豊富な無料POSレジアプリがある
●注意点
- JCBカードの利用ができない
- 決済手数料が他社に比べ、0.1%ほど高い
- 入金サイクルが少し遅い(みずほ銀行や三井住友銀行以外の金融機関の場合は、毎週金曜日)
- 電話サポートが18時まで
- カードリーダー代のキャッシュバックがない
●入金サイクル
- みずほ銀行または三井住友銀行の場合、翌営業日
- その他の金融機関の場合、毎金曜日
Square(スクエア)はアメリカからやって来たスマホ決済サービスです。
スマホ決済業界の“黒船”といってもいいかもしれません。
Square(スクエア)の強みは、なんといってもカードリーダーがオシャレなこと。
そのため、センスを売りにしているお店などに導入すると、いいかもしれません。
ただ、あまりにオシャレなので、新しいものに慣れていないお客様に対応するときには注意が必要です。
また、Square(スクエア)の場合、JCBカードが使えない点は要注意です。
また、他社に比べて決済手数料が少し高かったりするので(0.1%の違いではありますが、塵も積もれば山となるかも)、その点も考慮して選んだほうがよいでしょう。
3、Coiney(コイニー)
●メリット
- 手数料が全サービスの中で最安水準(Square以外のサービスが同等水準)
- 1万円以下の決済ではサインが不要
- JCBカードの利用ができる(ただし、楽天ペイに比べて、業種に指定があるので注意)
- 暗証番号が使えるため、なりすましなどによるトラブルを防止できる
●注意点
- カードリーダーが高い(ただし、キャンペーン時に申し込めば、実質0円で使えることも)
- 振り込み時、10万円以下の場合には手数料が200円必要
- 電話サポートが18時まで
- 現金決済・POSなどのレジ機能がない
- JCBカードの利用はできるが、業種に指定がある
- 一回に決済できる限度額が350万円まで
●入金サイクル
- 「振り込み依頼」手続き後、1-2営業日(※振込依頼可能サイクルに注意)
- 「自動入金」機能を選択している場合、毎月末日までの売上が翌月20日に口座へ入金
Coiney(コイニー)の強みは1万円以下の決済は“サインレス”にできることです。
最近ではコンビニやスーパーなどでサインレスが導入されており、わずらわしいサインを省略してもらうことで、お客様の利便性につながっています。
また、JCBカードも使えるという強みは大きいです。
ただ、JCBカードの場合は業種が限定されているため、注意が必要です。
(限定されている業種に関してはCoineyに直接問い合わせていただく必要があります)
4、Airペイメント
●メリット
- AirペイメントとAirレジとの連携が可能
- 手数料が全サービスの中で最安水準(Square以外のサービスが同等水準)
- 振込手数料が無料
- 電話サポートが23時までと長い
- 暗証番号が使えるため、なりすましなどによるトラブルを防止できる
●注意点
- 入金サイクルが少し遅く、変則的(詳しくは以下の入金サイクルを確認)
- 利用可能カードが少ない(VisaとMasterCardのみ)
- Androidは利用不可
●入金サイクル
- 三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行銀行の場合、月6回(5日、10日、15日、20日、25日、末日)
- その他の金融機関の場合、月3回(5日、15日、25日)
- 営業日の関係で振込日は前後する場合があります
Airペイメントは、POSレジアプリで有名な「Airレジ」と連携することができます。
現金等での会計とクレジットカード決済の両方に対応できるため、まだ現金レジが無い新規店舗にはオススメです。
ただ、その「Airレジ」は2016年7月現在、AppStoreのレビューの点数がなぜか低いため、利用を検討する際にはほかの利用者の評価をきちんと読んだ上で判断したほうがよさそうです。
また、Airペイメントのデメリットは、利用可能カードの種類が少ないことです。
そのため、クレジットカード決済としては少し心許ないと言わざるを得ません。
また、スマホ決済といいつつ、Android端末では導入することができません。
導入する際には注意しましょう。
5、食べログPay
●メリット
- 食べログ店舗会員なら、導入までがスムーズ(食べログ店舗会員の場合は、公的書類の提示は必要無し)
- カードリーダーが安い(5,000円)
- 暗証番号が使えるため、なりすましなどによるトラブルを防止できる
●注意点
- 食べログ店舗会員でなければならないため、飲食店以外は不可
- 電話サポートがない(お問い合わせはメールのみ)
- JCBの手数料が一律ではないため、従来のCATと同じように小さなお店は損をしてしまう。
- 10万円以下の場合入金手数料が200円必要
●入金サイクル
- 店頭での決済の場合、翌営業日以降
- 指定した支払期日がベリトランスの非営業日に該当する場合は、翌営業日
食べログPayは、まさに食べログ店舗会員向けのクレジットカード決済です。
ただし、食べログ店舗会員であることが条件となります。
よって、飲食店しか対象になりません。
また、サービス内容に「電話サポート」がないため、サポートが気になる飲食店さんには向いていない可能性があります。
いかがでしたか?
このようにサービスごとに細かく比較してみると、一見似ているようなサービスも、それぞれにおいて、強みや弱みがあることがわかりますね。
もちろん、人によって求めるものは異なると思いますので、慎重に検討したい方は、以下の比較表を見ながら検討してみてくださいね。
それではここからは、せっかくなので、ウェブライダーが導入経験のある楽天ペイを例にして、スマホ決済を実際に導入するまでの流れをご紹介します。
今から紹介する流れは、弊社が用意している楽天ペイ導入マニュアルからの抜粋です。
スマホ決済導入のイメージが伝われば幸いです。
4、スマホ決済導入の流れ(楽天ペイの場合)
それでは、楽天ペイを例に、スマホ決済導入までの流れをお教えします。
1、「楽天ペイ」のサイトから申し込む
流れにしたがって、必要事項を記入していきます。
審査に必要な資料は各業種で違うため、以下のリストをもとに、必要な資料を用意しておきましょう。
- 飲食業
営業許可証 - 美容室
開設検査確認済証 - 旅行
旅行業免許番号 - リサイクル業、中古車販売
古物商許可証 - コンサルティング、セミナー
国家資格、国家認定資格 - 保育施設
都道府県の認可番号 - 運転代行業
認定証番号
2、審査結果を待つ
最初の審査はVisa、MasterCardに関する審査です。
楽天ペイの場合は、申し込んだ翌日から原則3営業日以内にメールで審査結果が届きますので、その時点で、スマホ決済にてVisa、MasterCardが使えるようになっています。
その審査結果が届いたら、続けて、JCBの審査を受けるようにしましょう。
JCBの場合、審査までに少し時間がかかり、原則約2週間後にメールで審査結果が届きます。
(その審査結果が届くまでは、Visa、MasterCardのみでの決済となります)
3、カードリーダーを購入する
Visa、MasterCardの審査を通過したら「カードリーダー」を購入しましょう。
(カードリーダーはJCBの審査に通らなくても購入できるので、早めに購入しておくほうがよいです)
カードリーダーの費用ですが、楽天ペイの場合は一台9,800円です。
色は3色の中から選べます。
個人的には、もっともオーソドックスな「黒」か「白」がオススメです。
(出典:楽天ペイ公式サイト)
ちなみに、2016年6月現在、カードリーダー代が全額キャッシュバックされるキャンペーンなどが実施されています。
ただ、キャンペーンの内容はタイミングによって変わるので、申し込み時には楽天ペイのサイトをしっかり確認するようにしましょう。
4、カードリーダーが届く
カードリーダーを購入すると、カードリーダーが送られてきます。
楽天ペイのカードリーダーはBluetooth対応。
無線でつながるので、コードをつなげる必要はありません。
ただ、電源は充電でまかなう必要がありますので、まずは充電しましょう。
5、専用アプリをダウンロードし、設定
続いて、楽天ペイの専用アプリをダウンロードします。
各スマートフォンのアプリ検索ページから、「楽天ペイ」と検索。
「楽天ペイ」という名のアプリが見つかったら、ダウンロードしましょう。
ダウンロードしたアプリを開くと、以下のようなログイン画面が表示されますので、ログイン開始。
ログインすると、以下のような画面が表示されます。
この画面から取引履歴などを確認することができます。
ちなみに、以下の写真は、あるイベントで楽天ペイを使うために、使い方の練習をしたときの写真です。
マンドリルの着ぐるみのことはさておき、スマホ決済だと「イベント用にクレジットカード決済を導入したい!」なんてときにも役立ちます。
たとえば、絵描きさんなどは、同人誌即売会などのイベントで自身の冊子を売るシチュエーションなどがあると思いますが、そういう場合にもオススメです。
手軽に導入できて、機会損失を防ぐスマホ決済、超オススメですので、ぜひ導入を検討してみてくださいね。
5、お店がクレジットカード決済を導入するメリット
さて、スマホ決済の便利さについて語り尽くしたわけですが、ここからは、お店がクレジットカード決済を導入する最大のメリットについてお話していこうと思います。
スマホ決済を検討していく中で、「あれっ、そもそもクレジットカード決済を導入するメリットって何だっけ?」と悩む人がおられます。
そういった人たちの思考を再整理するお手伝いができれば幸いです。
お店がクレジットカード決済を導入するメリット・・・それは単純に、売上アップにつながる機会を増やせる!ということです。
具体的には、お客様の支払い方法のバリエーションが増えることで、「今、現金の持ち合わせがないから、購入するのは次回にしよう」と考えるお客様を減らすことができます。
とくに、最近は「普段は現金を持ち歩きたくない」という方もおられ(とくにお金のゆとりがある方ほど)、クレジットカードを使って買い物をする人が増えています。
これはあくまでも、クレジットカードの利用率ではなく、所有率の話なのですが、たとえば、株式会社ジェーシービーが実施している「クレジットカードに関するアンケート調査」によると、今、クレジットカードをもっている日本人は、20歳以上の全人口の84%だといわれています。
つまり、10人中、8~9人の大人はクレジットカードをもっているということになるんですね。
(出典:【クレジットカードに関する総合調査】2015年度版 調査結果レポート)
しかも、ひとりあたりのカードの平均保有枚数は3.2枚(!)とのこと。
なぜ、クレジットカードをもつ人はこんなに増えているのでしょうか?
その理由には、以下のような事情があると考えられます。
クレジットカード利用者が急増した理由
- クレジットカード会社同士の競争が激化し、「できるだけたくさんユーザーを増やそう!」と、各社ともに積極的に営業をおこなった結果。
- 通常、クレジットカードを手に入れるためには「審査」があるが、日本人は会社などに所属しているサラリーマンが多く、会社の存在が信用の担保となるため、審査が通りやすい。
- 学生(ただし18歳以上)や未成年でも、親の同意があれば、クレジットカードをつくれてしまう。
- スマートフォン上での決済ではクレジットカードがよく使われるため、スマートフォンでゲームをする人たちが積極的にクレジットカードを使い始めた。
- 飲食店などでクレジットカードを使えるお店が昔に比べて増えている。
こういった状況が、日本人のクレジットカード保有率を加速しているのだと思います。
外国人観光客を相手にする場合、クレジットカード決済の導入はもはや必須!
さて、ここからは、日本人ではなく、外国人観光客に関するお話です。
クレジットカードを使って決済をするお客様は、何も日本人ばかりとは限りません。
観光地にあるお店では、外国人客を相手に商売をすることも増えてきているからです。
冒頭で、“京都は海外からの観光客が増えていて、その観光客の多くがクレジットカードを使うため、クレジットカード決済を導入しないと商売に支障が出る”というお話をしました。
実はそれ、京都だけに限らない話。
というのも、今、日本のあらゆる観光地で、外国人観光客が増えているからなんです。
たとえば、以下のグラフを見てください。
これは、ここ10年くらいの日本を訪れる外国人観光客の推移を表したものですが、2014年を境に急増しています。
2015年だけを見ても、年間約2,000万人もの外国人が観光目的で日本を訪れているんですね・・・!
(出典:観光庁「訪日外国人旅行者数・出国日本人数の推移」」)
この外国人観光客増加の背景には、昨今の円安による影響や、東京オリンピックの機運があると思われます。
そして、大事なのはここから。
実は、この増加している外国人観光客の多くは、クレジットカードによる支払いをおこなっているんです!
三井住友カードのサイトによると、アメリカやイギリス、韓国では日本の約4倍もの人がクレジットカードでの支払いをおこなっているとのこと。
(参考:http://www.smbc-card.com/jinji/2016/about/potential.html )
その文化をもった人たちが日本へ大挙して訪れているのですから、当然のごとく、クレジットカードで決済をしようとします。
つまり、外国からの観光客を相手に商売をする場合には、クレジットカード決済を導入していないと、売上に大きく影響するかもしれない・・・!ということが見えてくるのです。
そう考えるだけでも、クレジットカード決済を導入するメリットがわかってきますね。
お店側は多額の現金を扱わなくていいというメリットも
ちなみに、クレジットカード決済においては、お店側が多額の現金を扱わなくていいというメリットもあります。
もし、支払いを現金のみにしていると、高価な商品が売れた場合や、たくさんのお客様が来訪した場合に、レジにたくさんのお金が入ることになります。
そうなると、お金の勘定や管理が大変です。
万が一、強盗が入ってきたときのリスクも増えてしまいます。
その点、クレジットカード決済を導入していれば、お金のやりとりはデータ上でおこなわれるため、安心なんです。
つまり、クレジットカード決済の導入が、売上げの機会損失を防ぐだけでなく、お店のセキュリティをも守ってくれるということになります。
いかがでしたか。
このように整理して考えてみると、クレジットカード決済を導入するメリットはとても大きいことがわかります。
ただ、先述したとおり、従来までのクレジットカード決済では、導入までの敷居が高い状態でした。
そこで現れた救世主が、「スマホ決済」というわけです。
今回の記事をきっかけに、スマホ決済の導入が全国的に加速すればいいなと思っています。
そうすれば、私もお店で買い物するたびにクレジットカードにポイントを溜められ、そのポイントをマイルに変えて、憧れのイタリア フィレンツェへ・・・。
・・・。
まあ、世の中にはそういう目的でクレジットカード決済をおこなっている女子も多いということを知っておいてください。
というわけで、またお会いできる日を楽しみに。
今回の記事はウェブライダーのディレクター 伊藤ユキエがお届けしました!
今回ご紹介した国内のスマホ決済サービス提供会社 主要5社サイトへのリンク
そういえば、「楽天ペイ」の情報を調べていたところ、「楽天ペイ アプリ決済」というものを見つけました。
この「アプリ決済」はお客様がスマホにクレジットカード情報を登録することによって、スマホで簡単に会計を済ませることができるアプリなので、「楽天ペイ」と混同しないようにしましょう。